目次
Google のデジタルワークショップで学べる SEO について、短くまとめました。自分でも出来ていないところがたくさんありますが、多くの方の役に立つと思います。
すべてのウェブページが「インデックス」に登録されるわけではない
例えば、あるウェブページの内容と、全く同じ内容が他のウェブサイトでも見られることがある。ある商品について、複数のウェブサイトに同じ説明文が掲載されている場合などだ。これは、説明文が製造元から提供されていることが考えられる。検索エンジンはこのようなとき、代表的なウェブページだけを「インデックス」に登録する。そのため、他のウェブサイトとは異なる独自の説明を記載する必要がある。独自性を持つことで、検索結果に表示される可能性が高くなるのだ。
SEO の基本理念
- 探している内容が含まれるようなウェブサイトを作る。人が何を求めているのかを考え、それに応える内容を含んだウェブサイトを作成する。
- ウェブサイトの品質を上げること。つまり、検索している人のためにウェブページを最適化(SEO)すること。
検索結果に影響を与える要素
- ウェブサイト内で使用されている単語に加え、ウェブサイトへリンクしているウェブページの数。
- ウェブサイトの利用者数や、そのウェブサイトの評判。
- ウェブページ上の単語や文章だけでなく、コードに含まれる内容。
- 検索している人がどこにいるのか。
- 検索を実行する際に使用されている端末。
- ユーザーにとって親和性の高い独自のページを重要視。
(検索エンジンは、キーワードを入力した人にとって、より相応しい情報を探している)
ページの内容を検索エンジンに伝える
- 検索エンジンは、ページをタイトルとメタタグ(description)で識別している。
- ページの内容を検索エンジンに伝える要素は、タイトル・メタタグ・見出し。
- メタキーワードはもういらない。過去の遺物。
- タイトルは短く魅力的に、メタタグはページの内容に合わせる。
犬と猫に関するページについては、「犬と猫」という文章をタイトルとメタタグの両方に入れると良い。タイトルは「(サイト名) – 犬と猫の飼育方法」など。
メタタグは、そのページの内容を要約して検索エンジンに認識させる役割を持つ。わかりやすく記した内容を 2 つ用意する。1 つ目は「(サイト名)では、犬と猫にストレスを与えない飼育方法をご紹介しています。」2 つ目は「犬と猫の出張しつけをご希望の方は、インターネットで今すぐご予約いただけます。」
※注意:ウェブサイト内の文章にもそれらの言葉を使いたくなるのが、同じ文章を繰り返すと、検索エンジンからスパムと認識される可能性がある。
ポイント
客がドッグフードを求めている場合には、検索窓に「ドッグフード」と入力するでしょう。しかし、ドッグフードというキーワードだけでは、ドッグフードのレシピを探している可能性もあれば、ドッグフードの画像やその歴史を調べているだけかもしれない。
この場合、「あなたの街」で「無添加ドッグフード」を探している客の検索結果に表示されるよう、注力することが有効である。あなたの店のドッグフードは無添加であること、店の場所、そして、特定の地域に配達可能であることを強調した、ウェブサイトを作りましょう。そうすることで、「無添加ドッグフード 販売店」または「犬が喜ぶドッグフード」などの検索結果に表示されやすくなる。
画像
- 検索エンジンが画像を識別しやすくなるよう、画像には分かりやすい名前を付ける。
例えば、photo_01.jpeg という名前では、具体的にどんな写真なのかが、検索エンジンには伝わらない。一方、柴犬.jpeg と言う名前なら、掲載した写真がどんな写真なのか検索エンジンにも伝わる。 - 画像のコードに「Alt タグ」と呼ばれる説明を追加する。これにより、その画像がどのようなものなのかを、検索エンジンに伝えることができる。
URL
- サイトの URL 構造はできる限りシンプルで、論理的かつ人間が理解できる方法で構成する。
可能な場合は、ID ではなく意味のある単語を使用して URL を構成できるようコンテンツを分類する。例えば、車の SUV に関する情報を探している場合、
http://www.example.com/car/suv のような URL であれば、見ただけで必要な情報であるかどうかを判断できる。http://www.example.com/index.php?id_car=123 のような URL 自体は、ユーザーの関心を引くことはほとんどない。 - URL では区切り記号を使う。
http://www.example.com/car-suv.html という URL の方が http://www.example.com/carsuv.html という URL よりずっとわかりやすくなる。 - URL にはアンダースコア(_)ではなくハイフン(-)を使用する。
nofollow
- サイトのリンク先のページのコンテンツを保証できない、あるいは保証したくない場合(リンク先が信頼性のないユーザー コメントやゲストブック エントリの場合など)は、このようなリンクを nofollow で除外する。
- 検索エンジンが低い評価をする「有料リンク」には nofollow を使用する。
- 「ご登録はこちらから」 や「ログイン」など、検索エンジンがたどる必要性のないリンクには nofollow を使用する。Google インデックスへの登録を優先させたい他のページが Googlebot でクロールされるようになる。
キーワード
キーワードは時勢に合わせて変更する。常に変化し続ける検索エンジンに対応する。
キーワードの選択方法
- 検索キーワードを調査する(見込み客はどんなキーワードで検索をしているのか)
頻繁に検索されているキーワードを選んだ方が効果が高い(ただし、そのような言葉では、ビジネスの差別化が困難) - 競争率の高いキーワードで検索結果に表示するのは難しいので、競争率の低いキーワード(ロングテール)で表示されるように対策する。
(「ドッグフード」というキーワードは競争率が高いだろうが、「無添加のドッグフードの配送」にすると、すぐに SEO の結果が得られそうなロングテールのキーワードになる) - 提供している商品と関連性の高いキーワードを検討する。
キーワードを考える上で利用可能なツール
Google キーワード プランナー
Google トレンド
その他
- ウェブサイトの質の高さを示す指標として、バックリンクの数を認識することがある。しかし、一般的に、ソーシャル メディアにおける人気は、特に重要視されない。
- 1 つのページで複数の言語を使用しない。
- 検索エンジンは、自動翻訳サービスで作成された翻訳に対して高い評価をしない。
- ウェブサイトの内容に関連した話題について検討する。
(あるものがテレビなどで話題となっている場合、こういった流行の内容についての記事をウェブサイトに掲載することで、見込み客の探している内容への親和性が高くなる) - 検索演算子を使用すると、自然検索の インデックスにページが表示されているかどうか確認できる。
site: [www.example.com]
最後に
以上の基本を押さえた上で SEO は、計画を立て、優先順位を付けて調整していきましょう。成果の改善につながると考えられることを書き出し、どのように改善していくか計画を立て、現実的な優先順位をつましょう。実施しやすく、かつ効果も期待できるものから取り組み、優先順位をつける際は、時事的な判断も加味しましょう。