Final Cut Studio が主力の制作会社はまだまだたくさんありますが、10.9 でFinal Cut Studio が正常に作動するのか否か、アップルは現在、何の情報も示していません。しかし、ウェブ上の情報を洗ってみても特別な不具合などは見当たらないので、基本的には使えると考えてよさそうです。
とはいえ、すでに開発が終了した製品ですから、今後何らかの問題が見つかっても、アップルからの公式なサポートは受けられないし、当然アップデートもパッチもありません。
サードパーティーも、直接的な収益性を持たないのだから、今さら最新のシステムのために旧式のハードウェアやドライバーへの対応は手控えるでしょう。
Logic は一新され、新しい Mac Pro は12月に登場し、Final Cut Pro X は新型 Mac Pro との利用を念頭にアップグレードされるし、Motion もそれに続くでしょう。Final Cut Studio 利用者にとっては、OS X 10.9 Mavericks がアップルの言う「今後10年間」の新しい環境への最後の猶予になるんじゃないかという気がします。