【CPU交換】Mac Pro 2012 (5,1) に Intel Xeon X5690 (6コア 3.46GHz) を換装

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Mac Pro 2012 (5,1・シングル CPU モデル)の CPU を交換しました。構成は次のとおりです。

【換装前 CPU:W3565】

  • Intel Xeon W3565
  • 4コア, 8スレッド
  • 3.2GHz(ターボブースト 3.46GHz)
  • 8MB L3 Cache
  • QPI x 1
  • メモリー:DDR3-800/1066
  • 熱設計電力(TDP):130W

【換装後 CPU:X5690】

  • Intel Xeon X5690
  • 6コア, 12スレッド
  • 3.46GHz(ターボブースト 3.73GHz)
  • 12MB L3 Cache
  • QPI x 2
  • メモリー:DDR3-800/1066/1333
  • 熱設計電力(TDP):130W

まず始めに、シングルモデルでデュアルタイプの CPU が稼働するのかが心配だと思いますが、問題ありません。X5690 は、QPI を2つ持っているためデュアル構成が可能ですが、シングル構成でも支障ありません

なお Intel では、CPU 名のアルファベットの次の数字でシングル用またはデュアル用を区別しています。「3」がシングル、「5」がデュアルです。そして、デュアル用 CPU であっても、シングルでの運用が可能です。

執筆現在で、X5690 の中古価格は240ドルほどですので、手頃な費用でタワー型 Mac Pro を強化できます。Mac Pro のモデルも、2012 (5,1) では単に交換するだけです。2010 (4,1) では、ファームウェアの書き換え (5,1化) で利用できるようです。

では、実際の交換の様子です。

レンチでヒートシンクを外します。

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外すと、この様に CPU が現れます。

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続いて、CPU を交換します。

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後は、伝熱グリスを塗り直してヒートシンクを付け戻すだけです。

起動すると、この様にきちんと認識されています。メモリー速度も 1066MHz から 1333MHz に変わっています。

スクリーンショット 2015-01-31 22.41.52

Geekbench 3 で測定もしてみました。

スクリーンショット 2015-01-31 22.58.58

うっかり交換前に W3565 のベンチマークを取るのを忘れましたので、同じ CPU の Mac Pro のスコアーを参考に引用(http://browser.primatelabs.com/mac-benchmarks)しておきます。

Mac Benchmarks - Geekbench Browser 2015-02-02 00-20-15
Mac Benchmarks - Geekbench Browser 2015-01-31 23-06-13

まずまずのパワーアップですね。
当初は W3680 に交換を考えていましたが入手性が悪く、 W3690 も検討しましたが、同様になかなか良さそうな物が見つかりませんでした。しかし、x5690 は、どちらの CPU よりも多く安く中古市場に出回っていますので、これを採用しました。

X5690 を付ければ、2012 モデルは無論、2010 モデルでも第一線で戦えるマシーンになりますから、挑戦してみてはいかがでしょうか。

【付録】

動画の圧縮時間も測定しました。過去の投稿(Mac 高速動画圧縮実験! Apple Compressor で分散処理)とほぼ同じ条件で行いました。

(結果)

  • W3565:642
  • X5690:526

約19%高速化されました。

Mac 高速動画圧縮実験! Apple Compressor で分散処理

Apple Compressor の分散処理(Apple Qmaster)を利用し、どこまで動画の圧縮が高速化されるか試してみました。

サンプル動画を用意し、分散・非分散でそれぞれ計測しました。条件は以下のとおりです。

【サンプル動画】
長さ:60秒(トレイラー前半の1分間のみ)
ビデオ:H.264(24p)4096 x 1716
オーディオ:AAC(44.1KHz)
容量:48MB

【構成】

  • Mac Pro 2012:Westmere W3565, 3.2GHz(4コア8スレッド)
    OSX 10.9.5、Compressor 4.1.3
  • Mac Pro 2008:Harpertown E5462, 2.8GHz(4コア4スレッド)× 2
    OSX 10.9.5、Compressor 4.1.2
  • 2台の Mac はルーターに有線LAN で接続

【圧縮設定】
ビデオ:H.264(24p)1920 x 804(細かい設定は画像をご覧ください)
オーディオ:ソースからコピー

スクリーンショット 2014-12-29 16.16.49

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スクリーンショット 2014-12-29 18.58.34

分散処理にすると、動画ファイルがコア数に応じて分割(セグメント化)して圧縮されます。

スクリーンショット 2014-12-29 19.24.57

【結果】
非分散: Mac Pro 2012918
分散: Mac Pro 2012Mac Pro 2008410

凄いですね! 分散によって圧縮速度が約55%も高速化されました。Mac を複数持っている場合は、是非利用しましょう。

※H.264 のエントロピーモードが CABAC の場合、コンピューターが一台でも複数台でも分散処理はされません。
CAVLC:再生負荷が軽い。
CABAC:高品質だが再生負荷が重い。

Mac で Java SE 6 の代わりに Java SE 7 以降を使う方法

Mac で Java を必要とするアプリケーションを起動させると、Java SE 6 のインストールが求められてしまいます。素直にそれをインストールすれば、問題はありません。しかし、新しいバージョンの Java SE をすでにインストールしていても、同様に要求されてしまいます。

Java SE 6 とそれ以降のバージョンの両方インストールしても支障ありませんが、本来なら不要なものをわざわざ入れておくだなんて、なんだかもやもやしませんか。そこで、新しい Java SE がインストールされていれば、Java SE 6 は求められなくなる方法を紹介します。

1,まず、最新の Java  JDK(デベロップメントキッド)をダウンロードし、インストールします。
(これを書いている現時点では、Java SE 7 u67 です。8 もダウンロードして利用できますが、エンドユーザーにはまだ正式リリースされていません)

2,次に、以下のファイル(Info.plist)をテキストエディターで開きます。

Library/Java/JavaVirtualMachines/jdk<バージョン>.jdk/Contents/Info.plist

※Java JRE のみのインストールだと、jdk<バージョン>.jdk 以降のフォルダーは作成されていません。
java

3,続いて、Info.plist にあるこの部分に

<key>JVMCapabilities</key>
<array>
  <string>CommandLine</string>
</array>

この様に4行書き加えます。

<key>JVMCapabilities</key>
<array>
  <string>JNI</string>
  <string>BundledApp</string>
  <string>WebStart</string>
  <string>Applets</string>
  <string>CommandLine</string>
</array>

4,最後に再起動しましょう。
これで完了です。一度書き換えれば、以後はアップデートしてもこの変更が残っています。

・アプリケーションによっては上手く作動しないこともあります。
・アプリケーションによっては、コンテクストメニューからパッケージを開いて、.jar アーカイブから起動する必要があります。この場合は、エイリアスを利用すると便利です。