システムをアップグレードするとき、いつも気がかりなのは、現在の環境を引き続き利用できるかです。周辺機器やソフトウェアの買い換えによる余計な投資は抑えたいし、ましてや仕事が絡んでくると、システムや機器の更新での不測の事態は避けたいものです。利用中の機械の癖や特徴を理解したうえでの使い方も、大切な資産ですしね。
とはいえ、いつまでも古いシステムを使用し続けることは、主にセキュリティー面での危険をはらみます。この辺を考えていると、Windows の下位互換性って本当にすばらしい。Windows 7(2009)で Illustrator 9(2000)が動くとか、Windows XP(2001)のサポートが2014年までとかは本当に驚愕です。Mac じゃそうはいきませんからね。
さて、前置きが長くなりましたが、私が使っているスキャナーの一つに Canon の CanoScan LiDE 500F があります。これは2005年の発売で、Mac の OS サポートは2009年に登場した 10.6 までで終わってしまいました。いま使用中のシステムが 10.8 ですが、何の不具合もないスキャナーですからまだまだ使いたいわけです。では、どうしたらいいのか。古いスキャナーを動かすソフトウェアとして有名な「VueScan」を使う方法もありますが、これは有料です。かといって、キャノンのドライバーは10.6までしか対応していない……。
待てよ、逆に 10.6 で動くなら、10.8 でもいけるんじゃないの?ってことで挑戦です。
まずは、ドライバー(v11.2.5.1X)をダウンロードしてインストール。
ここで疑問に思う人もいるのではないでしょうか。「ドライバーが使えたって、スキャナー用のアプリケーションも 10.6 までしか動かないんだから、意味ないんじゃないの?」と。けっこうこれで断念している人って多いようです。しかし、実は「プレビュー」を介してスキャナーが利用できるのです。
プレビューを起動して、
ファイル>スキャナから読み込む
をみると、
やったね、スキャナーを認識しました! さっそく読み込んでみましょう。
問題なく動くようになりました! これでもうしばらくは使えそうです。
追記:CanoScan LiDE 500F のドライバーは、OSX 10.9 では作動しません。
macOS10.13.6になってキャノンMP640のスキャナーが対応外になり困っていました。
こちらの方法でスキャンすることができました。
5年以上も前の記事ですが、今でもお役に立つことがあるようで良かったです。
助かりました!LiDE 700F を OS 10.12 でどうやって動かしたものか、
2時間近くもあれこれいじって疲れました。
ほんとうにありがとう!
だいぶ古い内容ですが、役に立ったようで良かったです。
(・∀・)